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【子育て】子どもがある日突然できるようになるのはなぜか【トイトレ】

《子どもの発達は階段状?》

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昨日できたと思ったら今日は失敗。
なんで?と言いたくなります。
トイレトレーニング、略してトイトレなんて、特にこういう悩みの多いテーマですよね。

何度か繰り返してようやく1段進んだと思ったら、また同じ失敗を繰り返す。
まるで、階段を登りかけては、やっぱりやーめたっと、元の段に戻るのを繰り返している、いたずらっぽい子どもの姿そのもののようです。

でも、子どもの発達は、一進一退を繰り返しながら、全体を通してみれば確実に進んで行きます。
そしてある日、今までの苦労はなんだったの、と言いたくなるくらいアッサリとこなすようになります。

階段を登るがごとく

子どもの発達は、以下のような段階で進むのではないかと思います。

  1. 全然できない状態
  2. 初めて成功する
  3. ときどき成功するがまだまだ失敗する
  4. あるときからほとんど失敗しなくなる
4まで行ってしまえばもうそれは「できる」のですが、3のときが苦しい。

成功をほめて、失敗してもはげましてあげるべきだとはわかっている。
わかっているけど、ワザとやってんのかこのヤロー!と思う瞬間。

初めて成功したとき、あんなにも喜んだはずなのに。

それは、期待のステップも1段あがってしまうからなんしょうね。

でも、本当はわかっているはず。
 
登ろうとしては、やっぱり止めたと、元に戻るのを繰り返しているうちは、本当に登る準備はできていない。成功したのは「たまたま」に過ぎないってことを。


「あること」をできるためには、そのために必要な身体の発育と、脳と神経系の発達、そして訓練の定着が必要。
それが揃わないうちは、本当の意味で意思によって自分をコントロールできるようにはならないんです。

トイレトレーニングはなぜ大変か


トイレトレーニングが大変だというのはよく言われるが、当然です。
人造人間やロボットに、同じことをさせるにはどれだけ大変かを考えてみるとよくわかります。


ハード面ではまず、ぼうこうの容量と、そこに備わるセンサーの発達。

貯める機能そのものが未発達では、まず蓄えることができないので垂れ流しになる。
まずは物理的に、ある程度の容量を確保できなければならない。それが発育して初めて、次のステップに進める。

次に、おしっこが溜まってきたときに、シグナルを発する必要がある。

感知するセンサーも元々あるのかもしれないが、それが正常に機能するようになるためには、センサー用のプログラムともいうべきファームウェアが組み込まれ、センサーが働くべき時に、適切に信号を発することができなければならない。

次に、そのシグナルの伝達が問題となる。

シグナルを伝達するケーブルとなる神経はもともと備わっているかもしれない。
しかし、神経からのシグナルを受けとる脳は、それを知覚し、フィードバックを返せるように翻訳、解釈する必要がある。

メモリとCPUの複合した頭脳部分が、信号を受け取る。受け取った信号は0101といった電子信号の羅列に過ぎないので、その意味を理解しなくてはならない。数値の意味を解釈できて初めて、意味を持った信号「尿意」として理解される。

さらに、尿意は知覚される必要があるが、常時知覚していても埋没してしまい意味がないので、ある一定値以上になった時に初めて、意識に上って注意を引くように通知を行う必要がある。

これはPCでポップアップを画面上に表示するイメージだ。

このへんのシステムは、ぼうこうのセンサー側で閾値を設定しているのか、受け手の脳の側で設定しているのか、いずれかはわからないが、いずれにしても、この閾値の設定が適切になるよう、何度かトライ&エラーによりフィードバックが必要になるだろう。

さらに、尿意を知覚することができたら、その次は行動に移すためのプログラムまたはソフトウェアが必要だ。

知覚したらその意味するところを理解し、単に感覚の信号からムズムズとするだけではなく、それが尿意であり「トイレに行かなくてはならない」という認識を持たなければならない。

その後の行動については、親に尿意を告げるのか、自分で向かうのかは発達段階に応じてさらに分岐していくことになる。


まとめ

というわけで、
  • できるようになるためには要素が揃う必要がある
  • それって結構おおごと
というあたりを、トイレトレーニングを題材に述べてみました。

めげない、焦らない、いつかは必ずできるようになる!
気長にゆったり行きましょー!