【キャンプギア】コールマン タフスクリーンタープ400を買った【レビュー】
コールマン タフスクリーンタープ400 レビュー
さて、夏休み中の連続キャンプからもう1ヶ月経ってしまいましたが、それに向けてゲットしたのがスクリーンタープです。
色々悩んだのですが、最終的に選んだのはこちらの商品です。
↓新色も出ました
検索してもレビュー記事が数件しかないのでレポさせていただきます。
購入
連続キャンプの出発前に入手しなければなりませんが、展示された現物を見ることはなかなかできず。
当時は実店舗も見ましたがAmazonが安いのでポチりました。
今は、新色のバーガンディが出たこともあり、ノーマルカラーはとても安くなっています。
これから買うなら、秋口の処分セールも考慮し、あらためて比較した方が良いかも知れません。
開封
連続キャンプ出発の前日にチェック。
箱を開けるとこんなんでました
出荷時の状態はやはりビシッと畳まれていることもあり多少バッグに余裕があります。
開けると説明書と、幕体内での火器使用への注意喚起チラシ。
本体は二本のグレーのバンドで一巻きして縛ってあります。ただの帯状の紐なので結ぶ必要あり。面倒なら、伸縮性のあるバンドとワンタッチのバックルにアレンジすると良いかも。
紐をほどき、巻いてある幕を開くとポールの袋。
そのほかペグ袋もあり、入っているのはスチールの棒ペグとプラペグ、プラハンマー。
柔らかい芝生なら棒ペグは行けるが、プラペグは正直ビーチ用かな。と、いうのはわかっていたので、別途ペグは購入済み(後述)。
設営
コールマンの公式サイトで、設営のやり方動画が公開されていますので必ずチェックしましょう。
公式動画はこちらです↓
| コールマンタープの設営方法「タフスクリーンタープ/400」| コールマン - YouTube
とりあえず初回はおじいちゃんも一緒だったので、2人で設営しました。
広げてメインポール二本通して、ってとこまではさほどでもないでしょう。
そのあとポールを持って幕を立ち上げ、本体の下の端っこにあるエンドピンをポールに刺すのですが、全くキャンプしたことない!みたいな方だとちょっと苦戦するかも知れませんが、動画で予習の上で2人でやれば、よっぽどセンスのない方以外は大丈夫だと思います。
なお、素晴らしいことに最新のタフシリーズは、1人でも設営可能な設計になっています。
このタフスクリーンタープ400も例外ではありません。
これ、ファミリーキャンパーには超重要です。
多くの場合、パパがテントやらの設営をやる事になりますが、子どもたちは待ってくれませんので、ママが相手をする、となるとパパ1人で設営しなきゃならんのです。
子どもたちを上手いことノセて手伝わせる、という手もありますが、いつも上手くこちらの掌の上で踊ってくれるわけではないですから…。
で、スキルのある方ならどんな幕でも1人で設営できるかも知れませんが、
普通の方でも1人で可能です!
と、公式にうたうというのはなかなか度胸のいる宣言だと思うのです。
要は、2人設営推奨ですが技術のある方なら何とか1人でもできます、ではなく、1人でできるように配慮した設計をしています、ってことですから。
んで、なんやかんやで設営完了。
設営所要時間
初回は慎重にやりましたが、2人で43分ほど。
2回目以降は全て1人でやりましたが、一度やっておくと全然スムーズで、1人でも立ち上げバッチリでした。所要時間44分。ただし、連結は翌日に回しましたが、それだけで15分くらいかかりましたので、それを含めると1時間弱でしょう。
3回目、立ち上げとポールのペグダウンまでは16分、張り綱プラスアルファのペグダウンで23分ほど。だんだん慣れてきたが、この時は地面が砂利混じりの所があってペグダウンにやや手間取った。テント設営と連結を含めるとやはり1時間20分あまりかかっている。
ちなみにペグは別途、鍛造ペグを用意しておいた。エリッゼステークの28センチオレンジカラー。
この通り、砂利混じりの部分にゴムハンマーでもどうにか行けたぜ。用意しといて良かったわ。
設営後
結構広い。400×360×210の空間は伊達ではない。キャノピーポールを追加で用意すれば入り口部分を天井にしてさらにリビングスペースを広げることも可能。
ネット越しの視界は悪くない。
こちらはテントとの連結が可能な後ろ側。
連結用のヒラヒラしたフードも付いていますが、連結しない時は邪魔なので外してます。
なお、写真の上のほう、連結用のベルトをつける部分が写ってます。
上部と下部にベンチレーション、換気口が付いてます。
上はジッパーをあけて、そこにあるつっかえ棒パーツを立てればOK。つっかえ棒の下は面ファスナーになっていてちゃんと固定されます。
下も面ファスナーで止めてありますが、下側についているループをペグで外側に引っ張って固定するとフラップが開いた状態になります。
いずれもメッシュが隙間なく貼られていますのでご安心を。
また下の方にはスカートが付いているため、寒い時期には極力、隙間から風の侵入を防ぐのに役立つことでしょう。
ベンチレーションの無い面は、メッシュを巻き上げて解放可能です。6面のうち4面はオープンにできるってことです。
連結
ウチのテント、ムーンライト7型と連結もしてみました。
もともとメーカーも違うしムーンライトは連結使いを想定してないのですが、一応はめることは可能です。
ただしムーンライト自体が外側のフライシートとインナーテントの間に大きな隙間がある設計であり、そのことが涼しさにも繋がっているわけですが、横面はその隙間が見えているのでそこから虫が飛んで入ってくる場合もあります。
気になる点
撥水性はイマイチ
さて、Amazonのレビューでも指摘がありましたが、生地の撥水性は正直ややイマイチですね。気になる方は、スプレーしといた方がベターです。
とはいえ耐水圧としては2,000ミリをうたっているとおり、雨に降られても浸水するようなことはありませんでした。
生地には染み込んでますが。
これ正面のフラップ部分ですが、下の方が明らかに撥水性が劣るんですよね。下半分すぐに染みているのがわかるでしょうか?上半分は一応雨粒弾いているんですが。
この辺り、仕様の割に安価な分だけ、コストカットした影響なんだろうなーという気はします。
拡張性にはやや難
あとですね、拡張性にはやや劣ります。
取りあえず、キャノピーポールというのか、入り口のフラップを屋根のように張り出させるためのポールは付属してません。
が、高さ調整とか拘らなければ最低限のものはそんな高くなく買えますし、ドームテントでそういう機能のあるタイプをお持ちであれば、それと連結するときには流用すれば良いのでまあそれは大した問題ではない。
それより問題は、内部の照明の扱いに困るかも知れません。
具体的にはランタンなどをぶら下げるフックが、幕のど真ん中の天井に欲しい所ですが、残念ながら付いてない。ポールは幕の上を通っているのでそれにぶら下げるのは無理。幕の方にフックなりベロなりを縫い付けてあればいいんですが、ノッペリサッパリした作りになっているため、加工でもしなければ真ん中にランタンぶら下げるのは不可です。
これ、ループなりフックなりがあった方が便利なのは誰でも思う所で、天下のコールマンがそこに思い当たらない訳がない。
なので、敢えてこういう選択をしたのでしょう。防水のためのシームシールはきちんと施されているし、ポールの通るスリーブが錯綜するので加工の難易度の高くなる部分であり、そこにさらに余計なものを追加することはミスの可能性も上がりコスト上昇を招く、って事でバッサリ削除したんだと推測します。
ちなみに、連結可能なサイドの天井には連結用のベルト取り付けジョイントがあるので、そちらには何かをかけることは可能です。僕はそこに蚊取り線香かけてました。
結論
ま、拡張性については、スペックに対する値段設定がやたらと安い気がするのは気のせいでなく、割り切った設計のためだという事です。
この辺をわかって納得の上であれば、得られる広さや、耐久性に対する値段のバランス、コスパは非常に高いと思います。
評価
星3つで4段階評価にしてみました。
★★★ 非常に優れている
★★☆ 優れている
★☆☆ 普通
☆☆☆ 劣る
設営の容易さ
★★☆
ワンタッチ式ほどではないがスクリーンタープとしては設営は容易。新機軸のアシスト機能により1人でも設営が十分可能な点はアドバンテージである
耐久性
★★☆
アルミ合金ポールなので、安価なスクリーンタープで良くあるFRPと比べ、ジョイント部がスリーブに引っかかって壊れるという事故の防止にも役立ち、設営の容易さにも繋がっている。FRPでも注意して扱えば壊れることはそうそうない、はずだが不幸にしてちょっとした不注意で折ってしまうという話は良くある。
耐水性能
★☆☆
耐水圧としてスペックは2000ミリということだが、幕そのものの生地は厚くなく撥水性も劣るため、他商品に対する優位点とまでは言えない。
防暑性能
★☆☆
布地は厚くないので遮光性はそれほどでもなく、真夏の日中はやはり暑い。ただし6面中4面を開放すればヘキサに近い開放感と風通しは得られるので、虫の出てくる夕方まではフルオープンにしておき徐々にメッシュに切り替える、という運用になるだろう。
防寒性能
★★☆
寒い時期には使っていないのでイマイチ自信ないが、スカート付きを評価。
広さ
★★☆
超大型幕ほどではないが、良くあるスクリーンタープのサイズより一回り広い。
全般のコストパフォーマンス
★★★
この面積、アルミポール、スカート付き、諸々加味してこの価格は驚異的なコスパと考える。
以上、参考になれば幸いです。