まさに今、Sunny

どんよりしたモノ吐き出せばきっと晴れるさ頭の中

【ひな祭り】お雛様をお迎えしました【雛人形】

素人目線で綴る、新たに娘を持ったパパ向け

「はじめてのひな祭り ~ 雛人形選びからお迎えするまで」

 

まあ、ひな祭りの当日を迎えて書く記事ではないな。生まれたばかりで初節句を迎えて、買うのは来年かな?みたいな方が読んでくれると少しは役に立つかもしれない。

 

そんな大層な家柄でもない我が家がどのように雛人形を選んだか、素人ならではの視点から記します。まあ所詮庶民なので、高額で質の良いものはまだまだあるのだろうけど、我が家としては限界いっぱいの最長不倒である。

 

まずはさておき、こちらが我が家にお迎えしたお雛様です。

衣装が補色で対になっているところも個人的には好き。

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女が主体のイベントだし、男は脇役でいい?

ひな祭りは女の祭りだし・・とちょっと消極的なパパさんがいたら、ちょっと待ってほしい。

いや正直なところは僕も当初はそれほどでもなかったんだけど、いざお雛様に我が家に来ていただくことが決まったら、なんだか楽しくなってきて、そわそわ落ち着かなくなってしまったのです。

 

いや、客観的には「ひな人形を買った」という行為であって、ただそれだけなのですが、愛着というか何というか、そういう気持ちが出てきてですね、ひな人形」ではなく「お雛様」であり、「買ってきた」ではなく「お迎えした」と表現したい気持ちな訳です。

 

何が言いたいかというと、

どうせやるなら楽しんだほうがいいよね、ということです。(1行で済んだ)

 

楽しみ方がわからない?

我が家の3人目の子どもは女子なので、初節句を前に、お雛様を用意することになりました。

ひな祭りは、正直なところ一人っ子の僕は祝った記憶もないわけでして、まあ正確にはひなあられ食ったり小さなお雛様の飾りくらいはあったと思いますが、僕の実家においてはそれほどのイベントではなかったと思います。

なのでまあ以前の僕としては、ひな祭りを祝うことに異議はない。異議はないが正直何をどう楽しんだら良いのかよくわからん。という位置づけのイベントでありました。

 

いや、仕方ないと思います。

男子と女子は違うんですよ。

子どものやることだから多少壊すことはあっても、女子なら丁寧に扱ってくれるから致命的なことにはならないし、飾りつけも楽しんでくれるだろう。

男子はね。まず間違いなくお殿様の持っている刀とか振り回したり抜いてみたりするよね。で、なんかヒーローとかロボットに持たせたくらいにして。

ということで「ちょっとアッチ行ってろ」という宣告が下るわけですね。

 

でもね。

こうなるとやっぱり、そもそもが女の子が主役のお祭りだし、男子たち、ひいては長じたパパたちの関心が薄くなっちゃうのは仕方ない部分もあるのではないかと。

蚊帳の外だもん面白くないよね。

 

まあ正直なところ、我が家においても怪獣たち、もとい上の子どもたちが破壊活動を行うことは目に見えている。ちょっとテンションが上がっちゃって、やらかす可能性が大、というより確実な未来でしかない。

でもまあ、多少は手伝ってもらおうと思いましてね。

まあ、予想通り私が甘かったのですが、お片付けと来年の飾りつけも懲りずに手伝わせてみるつもりです。

 

事前検討ーどう考えるか

でね。

奥様から「雛人形買いたい」という話が出たとき、

「あっ、ああ、もちろんいいよ」(平静を装いながら)

とは言ったものの、

第一感としては「あまりでかいと邪魔だし、怪獣どもに蹂躙されるのは目に見えている。ケース入りで2人だけの小さな奴でええんちゃう?」くらいに思ったわけです。

まあ実際、スペースの問題もあるし、昔のような七段飾りを買う人は多くなく、ケース入りで殿と姫だけの親王飾りというやつが結構人気あるようです。

 

ところがですね。

 

待てと。

違うと。

まず座れと。(※実際にはこんなこと言ってません) 

ケース入り買うくらいなら要らんわと。

なんでって?

自分たちで出して触って、飾るのが楽しいんだから、触れないケース入りはダメだと。

 

ほほう。

そしてさらに、人数も多い方が華やかだし飾る楽しみも増すのだという。

広くもない我が家、奥様の実家には7段飾りもあることだし、うちは殿様と姫様の2人だけで

 

DA・YO・NE~

そう思ってたわ俺も―そうに決まってるよね!うんうん。

 

そうなると、殿と姫の二人(親王)の下に三人官女が付くので5人ということになり、二段もしくはお道具用の段がついた三段の飾りになる。

で、奥様としてはできれば三段がいい、お道具もあったほうが楽しいから、とのこと。

 

なるほど。さすがに姉妹で楽しんできた奥様の言葉には説得力がある。

場所をとることは事実だろうが年中出して置くもんでもない。

もとよりほとんど奥様に反対などしませんので、奥様自身が現物を見て「やっぱでかすぎ」と引かないかぎり、この段階でほぼ三段飾りを買うことは決定。

 

いざ購入ーどこで買う?

家のどこに飾るのか何となく考えつつ、やっぱり現物を見なきゃサイズ感がわからん。怪獣♂2匹がいてはまともに 観られないので、実家に頼って捻出した時間で見に行くことにした。

専門店もいいが、どうせなら複数のメーカーを比較したい、時間もないとなると量販店しかない。

それも、奥様の事前リサーチによればデパートはやはり高いので、必然的に残るはイオンくらいのものである。ということでイオンへ。

 

イオンは有名メーカー「人形の久月」とのコラボ商品も出しているのだという。久月といえば僕でもCMの歌は記憶にあるくらいで、業界最大手クラスだそうである。

で、まあいろいろ端折るのだが、

結局は久月ではなく吉徳というところのものになりました。

こちらも老舗で大手のメジャーどころらしいですがすみません知りませんでした。

 

で、こちらの商品になったわけだが、簡単に説明する。

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これは三段飾り、と言われるものになる。

フルセットの嫁入り道具を飾れないので、お道具が限定される。通常は車や籠とお重といったところだが、こちらは箪笥やら鏡台やらが付属している。

昔ながらの七段飾りよりは小さいが、それなりに場所はとる。

ていうか届いた時の箱のサイズがヤバいのだが、それは後で。

 

雛人形の種類

まあ詳しくはググっていただきたいのだが簡単に触れる。

人形の作り

大別して「衣裳着人形」と「木目込(きめこみ)人形」というものに分かれる。いわゆるお雛様は衣裳着のほうで、藁やら木製の本体に着物を着せて作るもの。木目込のほうは木製の胴体に溝を掘って布を貼りつけて作る。

人数と段数

お殿様と姫様の2人だけのが親王飾り。2人だけなぶん、同じ費用では立派なお人形にすることができるし、スペースも取らないことが魅力。立ち姿のものも風情がある。

三人官女が増えると5人飾り。たいていはお道具を足して三段飾りになる。

その次はいわゆる昔ながらのお雛様、七段飾りというやつになる。

段の構造

お雛様を飾る段の構造。

昔ながらの赤い布は毛氈飾りというらしい。段のほうは鉄の骨組みを組むイメージかな。

三段飾りはたいてい、木製の塗りものになる。

大別して、収納飾りと言われる箪笥みたいなものと、ウチのような階段状の板を棒でつないで上に段をかぶせるようなものとがある。

収納飾りは、人形や道具をその中にしまうことができるというのが売りだ。ただし、大きなカタマリにならざるを得ないので、デカくて重いブツをしまえるだけのまとまったスペースが必要だ。あと、収納飾りのほうが箱代というか家具としてのコストがかかっている気がする。

その点、バラバラのタイプは小分けの箱になるので、トータルの容積としてはロスする分もあるので大きくなるかもしれないが、スペースの柔軟性はこちらが勝るだろう。

親王飾りは収納タイプやケース入りが多いだろう。

触られたくないならケース入りになると思うが、飾る楽しさやワクワク感はどうしても劣る。

もちろん各家庭の事情によるが、飾る作業もまた楽しいものですよ。

 

お顔

吉徳は「人形は顔が命」とうたっているそうで、見た中ではやはり久月とこの吉徳のお顔がなんともいえず好みであった。ほかのメーカーも独特の顔立ちで個性を出しているので、好みで選ぶのがよいだろう。

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生え際とかまつ毛の書き込みが細かい。

この写真ではわからないが、口の中はよく見るとお歯黒をしている。

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お殿様。刀は一応抜くことができる。うちの怪獣どもは早速、抜き身で持たせようとしていたが・・

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で、届いた時の箱がこんな感じ。

もちろん、しまうべき箱をさらにクッションをいれて梱包しているので半分くらい空気なわけだが、奥様から送られてきたこの写真をみてドン引きである。

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出してみれば、人形や飾りはこのくらい。

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そのほか、飾り台がこんな感じ。

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一番上が屏風で、不織布の袋に入った黒いのが階段状になって台の横面になる。

 

 

以下、組み立ての模様を少し。

飾り方、組み立て方のDVDも付いていたのでまあたいていの人は大丈夫とは思うが、紙ベースのほうが見やすいかもとか思ってしまった。

片づけるとき、怪獣たちには人形はちょっと遠慮してもらってここを手伝わせよう。

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棒状の支え3本を金具で止めるとこんな感じになる。

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下段の前板、3段目の棚板、2段目の前板、2段目の棚板、というように下から組んでいく。最下段の前板は置いているだけだが、それ以降はくぼみが設けられているのでそれほどグラグラしない。

木製で、光沢があり高級感があるが、漆塗りなんだろうか?見る目がないのでわからん。棚板は畳のようになっているが、い草ではなく和紙か樹脂製のようだ。

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お雛様本体はこのように向き合って入っていた。

顔布を取った、というより引っぺがされたあとの状態を箱の上から。

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このあとはバタバタで写真撮れず。

完了後はこちら。

 

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雪洞は最近はLED製でボタン電池駆動です。 コードがなくて見た目がすっきり。

 

以上、少しでも参考になれば幸いです。